4年前、静岡でオリーブを栽培する事を決めた時、
国内外の専門家が指摘した一番の懸念は、
土壌でも気候でもなく「台風」でした。
「台風に耐えうる強い根っこを作る!!」。
これを合言葉に農園チームは全力で手入れをしてきましたが、
今回初めて数本だけ倒されてしました。
このクラスの台風で、
たった数本の倒木で済んて良かったと思うしかないです。
しかし、あの暴風に耐え踏ん張っていた時間を思うと
「可哀想・・」と泣けてくるのは、
これが単なる樹ではなく、
20センチの小さな苗木の時から4年間、
共にがんばってきた仲間のような感覚があるからでしょうか・・。
一つ一つが経験・・
あらゆるリスクに備え、
日頃からやるべきことを全力でやり、
「強い根」を作る。
不測事態が起きたら
次回のリスクに備えてメンテと対策を考える。
農業だけでなくあらゆる業種に必要な事ですね。
強い根イコール「強い組織や人」。
樹はいつも大事な事を教えてくれます。
台風の被害、大変でしたね。
私も週に二日程度クレアさんと同じ日本平の畑へミカンに会いに行っています。
数十本あるミカンの木の内、今回は4本倒れ、内1本は再起不能になってしまいました。
クレアファームさんのオリーブ畑から見て東の小山の木々の折れ方を目にするとどれだけの強い風が吹いていたかが想像でき、山の作物達の辛さが目に浮かびます。
本当に、強い根は必要と毎年思い知らされます。
これからオリーブも収穫時期が続きますががんばってください。
静岡がオリーブの名産地になりますように。
ありがとうございます。
励みになります。
ミカンも盛り上げていきたいと思っています。