理想の形をイメージすること

日本平の農園は、剪定(せんてい)作業中。

数年前、初めての剪定時には、
樹が小さく、せっかく育ったオリーブの枝に
ハサミをいれることに抵抗がありました・・。

絡まった枝や変な方向に延びている枝を切ることで
風通しがよくなり、日があたり、病気の予防にもつながります。
樹が健康に育ち、たくさんの良い実をつけるために
剪定はとても大切な作業なのです。

剪定するときには、少し離れた場所から、
理想の樹の形をイメージします。
どんな樹形にしていきたいのか、
しっかりイメージをして切り、
また離れて全体を見て整えていきます。

農園事業を始めてから、とても多くの事を
「自然」から学んでいます。

剪定作業・・会社事業も同じです。
順調に伸びているからといって、
何の疑問も持たず、伸ばし放題のままでいると、
社内外で、まるで樹の枝が絡まるかのように
マネージメント上の問題がおこっていたり、
価値観が合わない相手との取引が始まっていたり、、、

自分たちが目指す理想の会社の形を
定期的に、冷静に、客観的に見つめ直す事は
とても重要です。

絡まったり、
密集してしまったり、
間違った方向に伸びる枝(事業や人間関係)を
見直す必要があるのです。

立ち止まり方向性を変えることで
一時的に収益を下げてしまったり、
社内外が多少ギクシャクしたとしても
長い目で見れば、「必要ストレス」なのかもしれません。

枝(将来問題になりそうな部分)を見極めてカットする能力が、経営者には必要です。
答えがないから、悩みます・・。

青木取締役が、熟練の目で形を整えていきます。

順調に伸びている枝を切るのは勇気がいりますが、
いずれ新しい枝(新規事業)が芽吹き、
きれいな花をさかせ、大量の実を実らせる為に必要な判断。
(絵心のない私は、切り取った枝葉の処理係です・・)

オリーブの樹も会社もスタッフも、
大きくチカラ強く美しく育ちますよう。

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