良き先輩から学んだこと『店はお客様のためにある』

素晴らしい事業構想を作ること、あるいは 勉強・研究し専門知識を高めていくことと、
それらを数字に繋げることは全く別問題。
これは法律業務&コンサル業から、農園事業や小売事業まで、
様々な業種を経験して実感したことのひとつです。

起業の際、事業構想ばかりに注力してしまい、数字を作れず継続不能となる事例も多く、
売る&サービスを提供する・・マーケティングの世界は複雑で難しいものです。
弊社も新しい農業モデルを作るという大きな構想において、その出口となる店舗が
早期に軌道に乗らなければ、大勢の農家を巻き込む事業計画が成立たない・・。
今思えば当時、その認識は甘かったのかもしれません。

今や日本のワイン専門小売業のリーディングカンパニーとなった「ヴィノスやまざき」。
はじめて種本祐子社長とお会いしたのは、3年前栽培事業に先立ちクレアテーブル事業を始めた直後。
「日本一のワイン小売店を作った経営者に会わせたい」と出会いの場をセッティングしてくださったのは、
静岡鉄道酒井社長(現・会長)でした。

種本さんは、クレアファームの事業構想をひととおり聞き終わると、
「農園事業へのチャレンジはワクワクするし共感する。ただし小売店事業の考え方はダメ」。
と笑顔でバッサリ。
ソムリエという肩書きを自ら名乗ることをしない種本さんの経営哲学、
『店はお客様のためにある』徹底したお客様目線にたつ重要性を説いてくれたのです。

経営コンサルタントが語るような教科書的な話ではなく、
現場で実践し場数を踏んできた経験者の言葉には重みがあり心にずしんと響きました。
未だ、発展途上の店舗運営で、日々悩み勉強することばかりですが、
早くに良い先輩と出会い、的確なアドバイスをいただいたことに今も感謝しています。

この出会い以降、種本さんとは公私ともに楽しくお付き合いをさせていただいてますが、
あれから3年たった今、「ヴィノスやまざき」店舗内に、
弊社商品棚・ショップインショップ(まず新静岡セノバ店から)を作っていただきました。
また1つ面白い事業展開を視野に入れ、チャレンジを続けていきたいと思います。

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