県や市の政策。
堅いイメージのあるこれらに対し、
自分の仕事や生活に直接関わらなければ、
積極的に関心を持つ人はあまり多くないかと思います。
実際、私も以前は、、
行政のホームページや情報紙(県民だより等)を見る機会はほとんどなく、
関心を持ち政策を注視するようになったのは、
農業経営や地域活性事業に着手してからです。
大変僭越ではございますが・・今年度から、
静岡県の『静岡県総合政策審議会評価部会委員』
静岡市の『静岡市行政改革推進審議会委員』
という2つの行政評価委員を拝命いたしました。
県と市町の事業を同時に俯瞰するという、大変貴重な経験をさせてもらっています。
すでに市の審議会は7月から始まっております。
市長曰く・・今年度からは審議会メンバーを経営者中心に一新、
各政策を経営の視点から判断いただきたい、とのこと。
静岡ガス岩崎会長を中心に、個人的にも日頃から交流あるユニークなメンバーで
非常に面白い議論が進んでいるところです。
今週、8月23日24日の2日間は、
静岡県の総合政策に対する評価部会が開催されました。
委員は、有識者、NPO代表、経営者など6名。
2日間かけて、抜粋された特定の事業を評価、
各部・局の役職者&職員さん達からの報告をお聞きし、意見交換。
いつになく集中し小さな脳ミソをフル回転させたせいか、かなり疲れましたが、
想像以上に有意義な時間となりました。
担当の職員さん達には大変お世話になりました。ありがとうございました。
報告書が公開されるようなので、詳細は控えますが、雑感2つ。
①1つめは「評価」という作業は難しいということ・・。
数値目標の設定や事業の効果などの考え方については
客観的な評価を求められているものの、やはり各委員の主観になります。
また現場を知らない政策や事業などには、どこまで有益な意見を出せたかどうか、、、。
②2つめは、これまで政策に大きな関心を持たなかった事への自戒もこめて、
ほとんどの事業において強力な官民連携が必要ですが、
行政側は本当にチカラをもった民間組織はドコか目利きが足りなかったり、
民間側も補助やサポートなど要望や期待ばかりが先にたち、
効果的な連携ができているところばかりではないのかなとも感じます。
事業に関わる民間企業や専門家団体は、補助をあてにせず
役所より先に行動をおこしてムーブメントを起こす・・
先に補助金ありきで計画するから、いわゆる「相手にしてもらえない」と
という批判に繋がってしまう、、
まずは行動して実績を積みながら、連携ポイントを探ることが大事です。
PDCAサイクルを回すこと、
発信&ブランディングが重要であることは、官も民も同じだなと感じました。
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