私達が目指す六次化事業体は、栽培、加工、販売の一貫事業。
つまり農産物を加工し付加価値をつけ自分達で販路開拓を行っていくもの。
当初より農協にサポートをお願いする予定はなく、
そもそも関わり方を知らなかったという方が適切な表現かもしれない・・
農現場を知らなかった私・・農協に対しては、
「小規模農家のための必要悪」「地方再生の足かせ」的なイメージが
先行していました・・
メディア情報だけで農の現場を知らない人々の多くは
同じような感覚を持っているのではないかと思います。
ところがここに来て痛感するのは、
多くの人を巻き込み「地域の事業」に育てていくためには、
農協との関わり方が大切だということ。
たとえば土地情報・・
県庁所在地静岡市の「使える」耕作放棄地について、行政情報は絶望的に少ない。
行政が持っている放棄地情報は絶壁に見えるほどの傾斜地や、
イノシシや鹿にもそっぽを向かれるような大荒地。
それに比べ農協は「使える土地」情報をしっかりと持っていました。
農家なら当たり前に知っている真実にたどりつくまでに一年を要した私・・。
このところ、複数の農家さんを通じ、
農協職員さんと接触する機会が増えました。
公に書ける話ばかりではありませんが、
農協は市ごと地域ごとにカラーも違います。
農協改革(全中改革)などのメディア情報だけでは、
今まさに変革中の地方農協の事はわからないものです。
どんな事でも、だた単に受けとる情報と実際の「現場」は違うものなのです。
役職や志しの程度によっても異なりますが、
理想的なサポートに徹している農協や農協職員が沢山いるということ。
「農家のため」「地域のため」という視点で、
小規模農家に対して丁寧な情報提供、企画提案、独自の販路開拓など、
一生懸命支援している多くの職員さんとも出会いました。
彼らの方からは、手数料云々は一切でてきません。これには正直驚きました。
農協改革(全中改革)が進み、
地方農協はその存在価値がシビアに問われていきます。
地方の多くの小規模農家は農協依存しているのが現実。
農家の生産性をあげ経済的な地位を向上させる・・・
農協本来の役目に徹しようと意識を変えつつある、
地方農協の動きにとても期待大。
是非いっしょになって成功させていですね!
また緑の鮮やかなオリーブオイル買いに
伺います。