伝言ゲームにしないために

子供の頃、遠足のバス車中で、伝言ゲームをやった時は楽しくて笑い転げたものです。
「情報を正確伝えることは難しい」事は、
このゲームを通じて既に学習済みだったはずですが、、

サポーター企業、行政、社内外の仲間、地権者や近隣の住民の皆さん、などなど
大勢の人間が関わる我がプロジェクトでは、この伝言ゲーム状態が頻発しました。
人によって情報の認知度が違います。
特に情報が断片的だったりすると
受け手の常識や価値観でアレンジされて伝えられ、大変な事になります(笑)。

自分が伝えたい内容が多くの人を介するうちに、
いつのまにか全く違った情報に変わっていて愕然とすることが多いのです。

まだまだ未熟な私が、大勢の人に正確に情報を伝え、
正確に理解してもらうというのは至難の技。
たった1人の相手にも伝わらない事もあるのに、
ましてや大勢の人に正確に伝えるなんてことは不可能に近い・・。
悪意をもって、言葉を変えて伝える人がいたりすると、更にややこしくなる・・。

社内外問わず伝言ゲームのようなトラブルが頻発したら、
事業スピードが早すぎて、人が組織の成長に追いついていない、
伝言やメールでつたわるほど盤石な組織になっていない、
ということを認識し、立ち止まって整えるということを繰り返しています。

組織が健全に成長するためには縦横の強い信頼関係が必須。
関係者が集まって膝をつき合わせて固い信頼関係の醸成に努め、
表情、声、身振り手振り全身で伝えることが必要かもしれません。
伝えるべきは作業内容ではなく「思い」なのかもしれません。

事業スタートから3年。大きなプロジェクトを遂行していくためには、
人々の気持ちをまとめるための時間を作る事、
理念や目的を共有する事に時間をかける事が肝要だという事を学んできました。
信頼関係という心の繋りさえあれば、
細かな事はそれぞれの現場判断でうまく進むものだなあと思う今日この頃。

日本平の畑、3年前と今を見比べながら思った事。

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