日高シェフ(アクアパッツァ・広尾)のオリーブオイル・ペアリングランチ
『なぜこのオイルと、この料理が合うのか、あるいは合わないのか?』
『どんなオイル(苦み&辛み)を足し算すると、食材の嫌味雑味が消えるのか、
あるいは食材の持つ良い特徴をより強調するのか?』
オリーブオイルの勉強をはじめた当初、自宅キッチンはラボ(研究所)状態でした。
今では、”これにはコレ”と、
かなり細かく上手に組み合わせる事ができていると思ってます。
クレアテーブルSHOPでは、お客さんにシンプルで簡単な使い方、
日常の家庭料理に取り入れやすい使い方、をお奨めしていますが、
オリーブの生産&販売する立場として日々勉強、研究は続けています♪
生産(栽培)事業に参入して思うことのひとつに、
農業を規模化、六次産業化するためには、売る(市場)感覚だけでなく、
生産物をどのように使用するかというユーザー感覚も必要です。
作ったものがどのように使われるのか・・・
台所で使う立場として自分で想像する、
あるいはレストランを周り、プロはどんなものを選ぶのかを知る、
これら市場感覚&ユーザー感覚を持つことで、
生産段階での意識も随分違ってきます。
普段から台所にたつ女性の就農者が器用に事業を進めている例が
多いのは、そういうことなのかもしれません。
さて、一昨日は、オリーブオイルのプロが集まるランチ会、
(日本オリーブオイルソムリエ協会主催)。
今回の会場は、東京広尾にあるイタリア料理の名店「アクアパッツァ」。
日高シェフによるオリーブオイルのペアリングランチを堪能して参りました。
料理5種類とシェフに選ばれたEXVオリーブオイル5種類のペアリング。
静岡産トマト、岡山産モッツアレラチーズ
×スペイン産オイル(シャングロットレアル種)
北海道産鱈の白子、タラバ蟹、
×アメリカ産オイル(アスコラーノ種)
ロングパスタ「ピーゴリ」・蝦夷鹿と牛蒡のラグーソース
×ポルトガル産オイル(3品種ブレンド)
サワラ、ネギのロースト
×イタリア産(2品種ブレンド)
ローリエのジェラート
×スペイン産(3品種ブレンド)
どのお皿も唸るばかり、素晴らしいマリアージュでした。
そして、消費者を騙す偽物オイルは許さないと、啓蒙活動に尽力されている、
オリーブオイルのプロの皆さん。
宴開始とともに評論家と化し、
飲むわ、語るわ、ガンガンかけるわ・・
やはりプロの世界とはマニアック。圧倒されます(笑)。
お皿の上は全国から集められた選りすぐりの食材。
静岡産の高糖度フルーツトマトも選ばれていました。
CREAの生産物も、いつか一流のプロの方々に認められるよう、
栽培事業にも精一杯取り組んでいこうと心に誓いました。
オリーブオイルは品質が全て。
「味はオリーブオイルで決まります」!
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